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2024.07.28酒蔵コラム

東京で楽しむ日本酒ガイド 東京の人気酒蔵をご紹介!体験できるイベントも!

「東京で日本酒を造る」意外と思われるかもしれませんが澄んだ天然水から作られる酒は都会のモダンなスタイルと融合しています。実は都市部からすぐに行ける酒蔵で、日本酒を味わえる場所がたくさんありますので、こちらでご紹介いたします。

■東京にある日本酒酒蔵一覧
東京都内及び近郊には、訪れる価値のある多数の酒蔵が点在しています。以下に、それぞれの酒蔵の特徴を紹介します。

<東京にある日本酒酒蔵一覧>

●石川酒造株式会社
代表銘柄
多満自慢
住所
東京都福生市熊川1番地
特徴
樹齢700余年のご神木である欅の大木が見守る敷地には国登録有形文化財が6棟あり、直売店や史料館、レストランを併設。
日本酒とクラフトビールが楽しめます!お酒のテーマパーク的施設です。

●小澤酒造株式会社
代表銘柄
澤乃井
住所
東京都青梅市沢井2-770
特徴
「澤乃井」の酒銘は、その昔、所在地が「沢井村」の地名に因んで命名。 「沢井」とは、豊かな名水が沢となって流れるところからつけられた地名です。自然かな敷地にきき酒処や食事処、売店を併設しています。

●田村酒造場
代表銘柄
嘉泉
住所
東京都福生市福生626
特徴
玉川上水の取水口羽村の堰、桜花の頃の賑わいは盛んです。「丁寧に造って、丁寧に売る」(家訓)を守って醸す幻の地酒が自慢です。

●野崎酒造株式会社
代表銘柄

嘉正
住所
東京都あきる野市戸倉63
特徴
都民の憩いのエリア、秋川渓谷で広く飲まれている地酒です。城山からの湧水を用い、経営者自ら全身全霊で酒造りをしています。

●中村酒造
代表銘柄
千代鶴
住所
東京都あきる野市牛沼63
特徴
いまでも鮎釣りの盛んな清流秋川のほとりには、昔、鶴が飛来しました。「鶴の羽や重ねて祝う千代の春」格調ある酒を造ります。

●有限会社小澤酒造場
代表銘柄

桑乃都
住所
東京都八王子市八木町2-15
特徴
江戸城の西砦甲州街道の宿場町八王子は別名桑都と呼ばれ織物が盛んであった。高尾の霊水で仕込みあげた芳醇な味と香りが自慢の地酒である。

●豊島屋酒造株式会社
代表銘柄

豊島屋酒造株式会社
住所
東京都東村山市久米川町3-14-10
特徴
広重画く「江戸名所図絵」の豊島屋の酒。仕込水は地下150mの伏流水。伝承された技、厳格な酒造り、ふくよかで上品な地酒です。いいものさりげなく!

●合名会社野口酒造店
代表銘柄

國府鶴
住所
東京都府中市宮西町4-2-1
特徴
奈良時代の武蔵国の国府が置かれた“東京のふるさと”府中市、武蔵総社大国魂神社の御神酒として知られ、地酒らしい地酒と酒通に評判です。

●東京港醸造
代表銘柄

江戸開城
住所
東京都港区芝4-7-10
特徴
100年の時を超え大都会に復活した蔵都心で醸す洗練された純米原酒蔵

●東京八王子醸造
代表銘柄

八王子醸造
住所
東京都八王子市中町10-9
特徴
「SAKEの可能性を広げる、東京八王子クラフト」をコンセプトに、コンパクトでありながら、充実の設備を取り揃え少量生産かつ年間醸造が可能な都市型の醸造所です。

出典
東京都酒造組合
https://www.tokyosake.or.jp/brewery/
<東京都で楽しめる日本酒体験イベント>
●日本酒フェア
毎年池袋で初夏頃開催!世界最大の日本酒イベントと言われています。
当日は全国の多彩な銘酒の試飲、販売、鑑評会入賞酒のきき酒などが実施され、日本酒好きには堪らない贅沢な時間が過ごせます。
●武蔵の國の酒祭り
毎年秋頃に開催される東京の日本酒がメインながら、全国各地の美酒が集まるイベント。
大國魂神社の参道わき広場にて開催されます。(チケットは8月中旬頃より販売)
●福生蔵開き
毎年11月2週目土曜日に開催(10月上旬より事前登録開始)福生市にある二つの酒蔵、田村酒造場と石川酒造が福生市の後援を受け行う、新酒が出来たことを祝う日本酒イベント。
会場である二つの酒蔵をそれぞれ楽しめます。フード面も地元のお店が並び充実!

●豊島屋フェスタ
金婚、屋守を醸す豊島屋酒造が開催するイベント。ステージでの催しやフードその他の出展も充実。(チケットの購入が必要)
●西多摩の地酒と酒器を楽しむ会
田村酒造(嘉泉)、小澤酒造(澤乃井)、石川酒造(多満自慢)、の三蔵(西多摩銘醸倶楽部)の社員が中心となって企画発案。
旬の味わいやソーダ割り、大吟醸などを楽しみながら蔵元と交流ができるイベントです。年に2回開催予定。
●石川酒造感謝デー
日本酒とクラフトビールを醸す石川酒造にて、毎月第4週の土曜日と連なる日祝日に開催される気軽なイベント。
有料(事前予約制)の酒蔵見学や、限定酒、酒粕を使用するパンやスイーツ、地元漬物店の直販会などを行う。


 
<日本の地域ごとの日本酒の特徴>
日本酒の酒蔵は日本全国に存在しますがその地域ごとに味や香りに特徴が生まれます。

●北海道・東北
基本的には淡麗辛口系商品を作るところが多いです。しかし、南部杜氏の技術を受け継ぎ製造する岩手では濃醇甘口系の日本酒が主となります。
●関東
基本的には淡麗辛口系が主流となります。ただ、栃木・群馬では甘口系が主流となっており、蔵元の数は他の地域と比べて数は少ないですが豊富にある水源と受け継がれてきた技術が合わさり非常に高品質な日本酒を製造しています。
●中部
基本的には淡麗辛口系が主となります。特に日本海側ではキリッと締まった辛口の日本酒が多く、吟醸酒や純米酒等の特定名称酒が多く製造されています。
●近畿
西になるにつれ、甘口が多くなってきています。特に京都伏見と酒米の代表格「山田錦」の産地である兵庫県灘地区は二大銘醸地として非常に有名です。
●四国・中国
こちらも甘口が多く、岡山は備中杜氏の技術を受け継ぐ濃醇甘口の日本酒が特徴的です。また、瀬戸内海側では、柔らかい甘口が主流となっています。
●九州・沖縄
自然が多く水源も豊富なため、多種多様な日本酒を造ります。また、焼酎がメインとなる地域も多く、さらに酒類の発展が見込めます。

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今回のコラムでは、東京での日本酒体験を最大限に楽しむために知りたい各酒蔵の情報イベント情報をご紹介いたしました。
皆さんが想像したより東京には多くの酒蔵があったのではないでしょうか。
東京観光にお越しの皆さま、地元の新たな魅力を発見したい皆さま、酒蔵巡りもなかなか楽しいですよ!
イベントで蔵元と交流するのも楽しみのひとつになるかと思います。
今後のイベントなど弊社SNSでもご紹介いたしますので、CHECK宜しくお願いいたします。

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